年越しそばを食べるのはなぜ?いつ食べる?うどんでも?
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大晦日になると、年越しそばを食べる習慣が日本にはありますよね。
年末の風物詩ともいえる食べ物です。
ところで、年越しそばはなぜ食べるか知っていますか?
年越しってついてるし、何となく昔から食べてる・・・という人も多いのではないでしょうか。
また、いつ食べるか悩まれることもありますよね。
今回は、年越しそばを食べる理由やいつ食べる?といった疑問について解消していきたいと思います。
年越しそばを食べるのはなぜ?
大晦日に、年越しそばを食べる習慣がありますが、そもそもなぜ年越しそばなのでしょうか?
これには、いろんな説があります。
年越しそばを食べる理由
そばは、形が“細く長い”ので、それにあやかり、細く長く生きられるようなかと長寿を願って食べられるようになった。
昔、金銀細工師が金粉を集めるのにそば粉を使っていたことから、"金を集める"にあやかり縁起が良いとされた。
そばには、プツプツ切れやすいという特徴があります。この特徴から、今年の穢れ"けがれ"や厄・労苦などを断ち切るという意味で食べられるようになった。
他にも説はありますが、年越しそばを食べる理由として、よく知られているのはこの3説でしょう。
特に、細く長く生きられるようにという話は両親から伝え聞いたことがある人も多そうですね!
私も、最初に両親から聞いたのはこの説でした。
年越しそばはいつ食べる?
多くの人が疑問に思っているのが、大晦日のいつ食べたらいいの?という点。
地域やご家庭によって、バラバラでちょっとしたカルチャーショックを受けることもありますよね。
・夕食に食べる
・昼食に食べる
・年越ししながら食べる など
と、実にバラバラなのです。
中には、元旦に食べる地域もあるほど。
割合的には、22時以降~除夜の鐘の音を聞きながら年越しそばを食べる人が約25%ほど占めていて、一番多いです。
いつ食べるのが正解?と気になるところですが、これについては決まりがないようです。
ただ、厄・穢れを断ち切るという説を踏まえると、夜のほうが良いといえますね。
年越しそばは、特にいつ食べるのかなどが決まってないですが、縁起が悪い食べ方はあるようです。
年を越しそばの食べ方で縁起が悪いのは?
*年を越しながら食べる
言葉のとおり、年を越しながら食べるものと捉える人もいらっしゃいますよね。
しかし、この食べ方は縁起が悪いといわれているのです。
先ほどご紹介した"年越しそばを食べる理由"に、今年の厄・穢れ・労苦を断ち切るとありますよね。
この説に当てはめると、縁起が悪いというのも納得できます。
年越しをしながら食べると、この厄・穢れ・労苦も一緒に越えてしまう。
このことから、大晦日中に、厄などをスパっと断ち切った方が良いとされています。
*年越しそばの食べ残し
食べ残すというのもご紹介した説により、良くないといわれています。
"金を集める"縁起物とされるので、残すとお金を逃す(金運低下)に繋がるといわれています。
せっかくの縁起物なので、年越しそばは残さず全部食べ切ってしまいしょう。
年越しそばのかわりに年越しうどんではダメ?
細く長くというなら、うどんでも当てはまる気がしますよね。
ただ、切れやすさは断然そばが勝っているとのこと。
そばには、うどんに含まれる伸びる成分グルテンが入っていないから、うとんより断然切れやすいのです。
厄などを断ち切るという意味合いを考えると、年越しそばのほうが適してるといえますね。
ただ、アレルギーなどで食べられない場合は、細く長いという特徴が一致するうどんを年越しそばのかわる縁起物とするのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
いろんな説がありますが、年越しそばを食べる理由はどれも縁起が良いに基づくものですね。
なぜ食べるかを知った上で年越しそばを食べると、また気持ちも違ってくるものです。
厳格な決まりがあるわけではないので、日本の風物詩・大晦日の縁起物として、楽しみながらこの習慣を残していきましょう。