鏡餅のカビの取り方は?食べられるの?毒性があるって本当?
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お正月に飾った鏡餅。
いざ鏡開きをして食べようと思ったら、カビを発見!
この鏡餅をどうすればいい・・・と悩んでいませんか?
何だか捨てるのも勿体ないし。
このカビを取って食べようかな?と考える人も結構いるでしょう。
とはいえ、カチカチの鏡餅のカビの取り方がわからない。
今回、そんな鏡餅のカビの取り方や食べられるかどうか、カビの毒性についてもご紹介します。
鏡餅のカビの取り方
カビを見つけても捨てるのも勿体ない気がしますよね。
とはいえ、そのまま食べるわけにもいきません。
そこで、カビの取り方をご紹介します。
鏡餅のカビの取り方①
包丁などで、カビの部分をしっかり削りましょう。
※包丁が危ないと感じたら、ピーラーがおすすめ
カビは、見た目にわかる部分だけでなく、カビ菌糸というのがかなり深くまで伸びているので、しっかりめに削ってください。
ですが、削るくらいでは深く取れません。
無理に取ろうとして、怪我をしないように気を付けてくださいね。
カビが多いとき、深そうなときはカビの取り方②を続けて試してください。
鏡餅のカビの取り方②
①である程度カビを取った鏡餅にしっかり空気を遮断するように、ラップをかけます。
表面にピタっとへばりつけるようにラップをしましょう!
こうしておかないと、カビ胞子が飛び散ります。
しっかりラップで表面を覆ったら、電子レンジで20秒ほど。
時間は、W数や鏡餅の大きさで変わので、10秒ずつ刻んだほうが無難です。
鏡餅をさわると、プニっと少し柔らかくなっていれば大丈夫です。
電子レンジから出して、柔らかくなった鏡餅のカビ周辺を広く深く取りましょう。
包丁でもいいし、スプーンでも。
見えていたカビから、2~3cmほど広く深く取ることをおすすめします。
鏡餅にカビが生えても食べられるの?
ただ、カビの生えた鏡餅は食べられるのか気になりますよね。
私は、臭いとかに敏感なので取ってもカビ臭がわかってしまうので、あまり食べたくないのですが、カビの量次第で取って食べてます。
家族は、この臭いすら取るとわからないといって平気でパクパク食べます(笑)
特に、私も家族も体調を崩したことはありません。
が、食べた後に体調が崩れないからといって食べられる!とするのは、ちょっと違うでしょうね。
世間では、カビに対してこのような情報があります。
・カビ菌は、熱したら死滅するから熱を加えれば大丈夫!
まず、ペニシリン。
確かに、青カビから作られている薬です。
ですが、なぜ大丈夫と判断できるのでしょう。
鏡餅には、ペニシリンになる青カビしか生えない!なんてわけはありません。
ただ、見た目が青く見えるカビが多いからでしょうね。
鏡餅にも、いろんなカビが映えますし、見た目では専門家ですら判断がつきません。
この情報をだけをみて、カビが生えても大丈夫と考えるのは危険です。
続いて、カビは熱したら死滅という情報。
確かに、カビ菌は60℃以上で死滅する菌が多いので、熱しないよりは良いかもしれません。
ですが、当然熱に強いカビ菌もあります。
安全とはいえないでしょう。
なので、もし食べるなら出来る限りの深くしっかり取って、自己責任のもとで食べることになりますね。
鏡餅のカビの毒性に注意
先ほど、カビは熱で多くの菌が死滅するとお話しましたが、その毒性は熱に弱くありません。
カビ菌が死滅しても、カビの毒性は残ると覚えておいてくださいね。
これでもか!と熱々に熱しても、ご家庭での処理ではカビ毒が残っています。
このカビの毒を何度も摂取していると、
最悪は肝障害や肝臓ガンなどの怖い病気をも引き起こすこともあります。
その為、あまりにカビが生えてしまった場合は勿体ないですが捨てたほうが良いでしょう。
また、アレルギーや消化器系(ぜんそくなど)の疾患のあるお子さん、免疫力が落ちてるお年寄りが食べないように気をつけてくださいね!
まとめ
鏡餅にカビが生えても、多少なら食べてしまおうと考える人も多いですよね。
実際に、私も体調不良になったことはありません。
ですが、毒性の強いカビもあるのでこの点は知っておかないといけませんよね。
食べるときは自己責任ではありますが、色のあるカビ部分だけだなく、しっかり広く深くカビ菌糸を取るようにしてくださいね!
来年からはカビ防止法を駆使して、鏡餅をカビから守りましょう。