紫外線対策サングラスの選び方!色との関係・UVカットの寿命についても解説!
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紫外線対策は、日焼け止めをする人が多いと思います。
ですが、目に浴びる紫外線によってシミ・しわができてしまうことも・・・。
最近では、このことも注目されサングラスの購入を考えている人も多いと思います。
そこで、今回は紫外線対策サングラスの選び方、色は関係あるのか、サングラスにも寿命があるのかといった点についてご紹介します。
目次
紫外線対策サングラスの選び方
紫外線は、一年中降り注いでいますが特に多いのが春夏。
5月ぐらいから8月が、一年のうちでも紫外線が強い時期となります。
海や山に行く機会がある人などは、特にしっかりした紫外線対策が必須。
いつのものように日焼け止めを塗っただけでは、後悔することになるかも(;´Д`)
ご予定がある方は、今のうちに目の紫外線対策としてサングラスを準備しておきましょう。
ですが、紫外線サングラスの中でもすごく効果の薄いものもあるのが現実。
そこで、しっかりと紫外線対策していけるようにサングラスの選び方をご紹介します。
サングラスの紫外線透過率とは?
眩しさ対策ではなく紫外線カットを目的としてるわけですから、必ずUVカット効果のあるものを選びますよね。
ですが、UVカットと書かれていてもそのカット率の差が大きいので注意が必要です。
そこで、まず注目すべきなのが紫外線透過率というもの。
紫外線が差し込んだ時に、どのくらい通すかを指しています。
つまり、数字が小さいほど(0に近くなるほど)強力に紫外線をカットしてくれます。
夏にかけてUVカット記載のあるサングラスが並びますが、中には粗悪品もあります。
その為、できるだけ紫外線透過率やカット率などの数値の記載があるものを選びましょう。
また、よりしっかり紫外線対策できるサングラスの表示もあるので、こちらもチェックするようにしましょう。
サングラスで紫外線用にあるUV400とは
紫外線サングラスには、UV400というような表示があるものがあります。
このUV400って何を指してるの?って思った方もいますよね。
紫外線は、UV-A・UV-B・UV-Cと3種類あります。
3種類の紫外線は、それぞれ波長が違うのをご存知ですか?
- UV-A:波長 約320〜400nm
- UV-B:波長 約280〜320nm
- UV-C:波長 約100〜280nm
一番波長が長いのがUV-Aということになります。
つまり、一番私たちの肌や体に影響があるのがUV-Aです。
私たちが日ごろ浴びている紫外線の約95%がUVA、そして残り約5%がUVBです。
UVCに関しては、今のところオゾン層によって地上まで届いてません。
オゾン層破壊が進んでるので、将来的には怪しいですが(;・∀・)
というわけで、紫外線対策で防ぎたいのはUV-AそしてUV-Bの2種類の紫外線。
だけど、UVAの紫外線対策ができないサングラスが実在する!
UVAを防いでくれないと意味がない!!と言いたくなりますよね。
そこで、紫外線サングラスの選び方の鍵となるのがUV400という数値。
これは、波長400nmの紫外線までカットできますよという数値。
つまりサングラスでUV400のものは、一番波長の長いUV-Aも防いでくれることを表しているのです。
95%を占める紫外線A波(UVA)まで、しっかりカットして目を守ってくれるというわけで重要なポイント!
UV400であれば、肌老化の原因を作り出すUVAも約99%カットしてくれます。
というわけで、しっかり紫外線カットしたい場合はUV400を選びたいところですね。
波長の長いUVAは、肌の奥深くまで刺し込むのでシミ・しわの原因になります。
※UVBは肌が赤くなったり・炎症状態を引き起こす紫外線
シミ・しわなど美容の面で考えると、UVA波を防いでくれるUV400のサングラスを選ぶことをおすすめします。
UV400など高い紫外線カット率のサングラスであれば、売る側もちゃんとそれをアピールしているものです。
単にUVカットとしか書かれていない場合は、避けるのが無難です。
紫外線対策サングラスの色はどれがいい?
サングラスといえば、レンズは黒めの印象がありますよね。
より眩しさを抑えてくれるのが濃い色のレンズ。
ですが、紫外線対策サングラスでは、これはむしろデメリット。
確かに、色の濃いレンズの方が眩しさは抑えられます。
ですが、レンズの色が濃いほど目の瞳孔がパっと見開くようになり光をキャッチしようとしてしまうのです。
つまり、通常の時よりしっかりと瞳孔が開いてしまうことで、紫外線も入りやすくなってしまうということ。
というわけで、紫外線対策のサングラスの色は薄いほど良い!ということになります。
それでも、どうしてもサングラスの濃い色のレンズが良いなら、UV400といった数値がしっかり記載されているものを選びましょう。
何となく、濃いレンズの方が防いでくれてるような感覚を持ってしまいそうになるので、ここは注意が必要ですね。
眩しさ対策と紫外線対策は、別物と思っておいてくださいね。
サングラスのUVカットの寿命
お持ちのサングラスがある方は、これってまだUVカット効果あるの?と思ったりしますよね。
結構前に買った物とか、家や車にある方も多いかもしれませんね。
サングラスをこれから買う方も、UVカットの寿命を知っておくと買い替え時期が掴みやすいです。
まず、サングラスのUVカットは、2種類のタイプがあります。
- UVカット素材の製品
素材の中に、UVカット効果のある紫外線吸収剤を練り込んで製造したもの
- UVカット加工の製品
レンズ表面にUVカット素材をコーティングしたもの
最近のサングラスは、多くがUVカット素材が使われていますが、コーティングするタイプのUVカット加工サングラスは経年劣化するものと思っておきましょう。
大切に扱ったとしても、摩擦は置きますし・熱の影響も受けます。
UVカット加工(コーディング)のサングラスであれば、約4~5年が寿命と考えてください。
さらに傷などがあれば、そこから紫外線が入ってくるのでコーティングタイプのレンズに傷をつけてしまった場合は早めに買い替えた方がよいでしょう。
特にお値段が安かったサングラスは、コーティングが剥がれやすい可能性も・・・。
では、紫外線吸収剤を練り込まれたタイプのサングラスには寿命がないのかというと、やはり約5年ほどで買い替えた方が良いですね。
使う頻度や扱い方によっては、もっと伸びますが。
紫外線吸収剤にも、その限界はくるものです。
見た目にわかるものでもないので、念のため約5年を目安に新しいサングラスに替えた方が良いでしょう。
お気に入りのサングラスであれば、レンズのみ交換ということもできますよ!
メガネ屋さんには、UVカット効果を調べられる機械を置いているところもありますよ。
気になる方は、一度相談してみるのも一つですね。
サングラスの扱い方に注意
先ほど、サングラスのUVカットには期限があることをお話しました。
ですが、これもサングラスの扱い方が悪いとさらに寿命は縮まります。
その為、UVカットを早く損なうことがないように扱い方の注意点もご紹介しておきます。
- レンズ面を下にして置かない
傷がつくとそこから紫外線が届きやすくなります。
その為、置くときはレンズ面が下にならないようにしましょう。
また、直接ポケットやバッグに入れることも傷がつく原因になるので避けてくださいね。
- お手入れをする
月1回程度でもいいので、表面を水で洗い流してから優しく拭きましょう。
柔らかい布でちゃんと水気を取ってから、保管してくださいね。
湿度も劣化の原因になるので、注意が必要です。
また、洗剤系を使うときは中性洗剤を使うようにしてください。
食器用洗剤などが中性洗剤ですね。
女性の場合、化粧品などで皮膜がついたりしやすいと思うので、そういう時は中性洗剤で洗うと綺麗になりますね。
コーティングやフレーム素材と相性が悪い洗剤系もあるので、必ず中性洗剤を使いましょう!
特に汚れがひどいという訳でないなら、月1回くらいで大丈夫ですよ。
- 高温になる場所に置かない
夏場に、車の中など高温になる場所に置きっぱなしするのは避けましょう。
熱で、レンズなどに歪みが生じたり高温によって劣化の原因になることもあるので注意が必要です。
熱には弱いので、60度以上になるような場所には保管しないでください。
傷・湿度・熱に気を付け、時々洗ってお手入れしてあげることでサングラスのUVカット効果の持ちを良くさせられます。
逆に、扱いが悪いと5年を待たずしてUVカット効果が薄れてしまいますので扱い方の注意点を押さえておいてくださいね。
まだ、5年経ってないしと思って安心していたら、紫外線がたっぷりすり抜けてたり・・・(;´Д`)
紫外線対策サングラスの選び方 まとめ
紫外線対策サングラスといっても、正直ピンキリです。
UVカット仕様といった言葉に惑わされず、シミ・しわの原因にもなる波長の長いUVAまで防いでくれるUV400を選ぶのが一番です。
また、レンズの色にこだわりがないのであれば、紫外線対策サングラスは薄い色のレンズを選びましょう。
だいたいサングラスのUVカットは5年が寿命と考えて、買い替えることをおすすめします。
ちゃんと5年持たせるためにも、サングラスの扱い方も気を付けたいですね!