佐賀県唐津市で行われる一年に一度、3日に渡り大いに盛り上がる“唐津まつり”
くんちというのは、秋祭りという意味です。
唐津市内の旧城下町をきらびやかで凛々しい曳山を引いて、練り歩く祭りで重要無形民俗文化財に指定されています。
漆工芸品で作られているので、きらびやかな中に厳かなものを感じます。
高さも7メートルほどもあり、その迫力に圧倒されるほど。
曳山ごとに、まったく違う顔を見せてくれるので飽きずにひたすら目を惹きつけられます!
そんな唐津くんち2019年の日程・時間や見どころなどご紹介しますね!
目次
唐津くんちの日程や時間は?
唐津くんちは、毎年11月2日~11月4日にかけて実施されます。
日程:2019年11月2日(土)・3日(日)4日(月)
唐津くんち 11月2日
宵山“よいやま”
時間帯:19:30~22:00
コース:各町内(曳山止め)~大手口~市内を一巡~唐津神社前
唐津神社前で、各曳山が整列します。
唐津くんち 11月3日
お旅所神幸“おたびしょしんこう”
時間帯:9:30~16:30
コース:唐津神社前から出発し市内巡行~西の浜“お旅所”~市内巡行~各町の曳山留めへ
唐津神社・大石神社の神輿に従い、曳山の巡行が始まり西の浜“お旅所”へと向かい始めます。
唐津くんちでは、2日目のお旅所神幸への“曳き込み”“曳き出し”が最大の見どころです!
唐津くんち 11月4日
町廻り“翌日祭”
時間帯:10:00~17:30
コース:各町内の曳山留めから出発~唐津神社前~市内巡行~唐津駅前~市内巡行~曳山展示場へ
いよいよ最終日!
花火を合図として、各町の曳山留めに戻っていた曳山が、唐津神社に再集合すべく出発します。
※最終日は、曳山だけで旧城下の東西約8kmを巡行。
曳き子たちが、それぞれの町でおそろいのパッチ・ハッピを身にまとい、囃子方(はやしかた)の奏に合わせて、曳まわり観衆を惹きつけながら徐々にフィナーレへ。
最終日独特の熱気で、盛り上がりを見せ、その熱気は曳山展示場に戻る時も続きます。
唐津くんち 見どころ
では、唐津くんちの日程・時間を紹介したところで、見どころもお伝えしたいと思います。
まず、やはり曳山自体が見どころですね。
大きさは、世界最大の漆工芸品で全長は約7メートル!
重さに関しては、重いものだと5トンもあるほど。
獅子や鯛などの型に和紙を何百回と貼り重ねたら、型からはずして麻布を貼ったら、今度は数十回漆を重ね塗りします。
そして、仕上げには金箔・銀箔等で外側に装飾を施したもの。
このきらびやかで凛々しい曳山が、14基が巡行する様子は圧巻です。
唐津くんちの見どころ”宵曳山“
初日は、早朝から曳山がそれぞれの町によって引き出され、丁寧に磨き上げられます。
19時30分には、いよいよ出発。
暗闇の中、提灯によって照らされた曳山14基がそれぞれ照らされ、とても雰囲気のある世界観が広がります。
非基準通りに列をなし、いよいよ祭り開始!
これから始まるぞといった、初日の雰囲気と一年ぶりの曳山はやはり圧巻です。
曳山の巡行には、いくつか難所がありますが東町の曲がり角がその一つ。
急なU字を、あの大きな曳山が通る様子も見どころです!
唐津くんちの見どころ 御旅所神幸“曳き込み”
神輿に従い、巡行する曳山を見られるのは2日目の11月3日だけ!
神輿を守るかたちで、御旅所を目指します。
※曳山の並びは、制作年代順になっています
一番曳山は、刀町。
1819年に制作された赤獅子”刀町”から列をなし、神輿は三番曳山“亀と浦島太郎”の後ろ、と八番曳山“金獅子”に位置しています。
「エンヤー・エンヤー」・「ヨイサー・ヨイサー」と、元気な掛け声を出し合いながら、勇ましく古い街並みを駆けまわります!
古い町並みで、狭い道・急カーブなども多い中、巨大な曳山が勇ましく通る姿をお見逃しなく!
唐津くんち最大の見どころ“曳き込み”
元大成小学校のグラウンドで行われます。
掘り起こして深さのある砂地にしたグラウンドに、ズズっと車輪が沈み、並大抵の力では動きません。
大きな掛け声が飛び交う中、曳き子が渾身の力で引き込みを行う様子は、観衆をも手に汗握るほどの迫力です。
さらに、その様子がまじかで見られるとあって多くの観衆が集まります。
そして、曳き込みのあとの曳き出しも注目です!
唐津くんちの日程・見どころのまとめ
雰囲気のある古い街並みを巨大な曳山が通る様子は、そばで見ていると相当な迫力です。
>>唐津くんち公式サイトはこちら
勇ましい掛け声ときらびやかな曳山が、とても魅力的で目が離せません。
見どころの曳き込みは、必死に力を込める曳き子達の一体感を感じられ、一緒に力を込めている気分になるほどです。
2日目にあたる唐津くんち当日は、とても混雑しますが曳き込みはやはり見逃せません。