おたふく風邪で幼稚園は何日休む?出席停止の数え方・治癒証明はいつ貰う?
投稿日:
子供がおたふく風邪にかかったかも?!
ほっぺが痛いと言ったり、耳下腺が腫れてるとなるとおたふく風邪を疑いますよね。
となると、ママ・パパはあれこれ考えることがいっぱい。
- おたふく風邪になったら、幼稚園は何日休むの?
- 出席停止の数え方はどうなるのかな?
- 治癒証明はいつ貰う? など
おたふく風邪では、幼稚園・保育園への登園禁止期間があるので、普通の風邪と対応が違って悩みますよね。
今回は、そんなおたふく風邪になった時の休む期間の疑問についてお答えします。
目次
おたふく風邪で幼稚園は何日休む?
おたふく風邪は、学校感染症の一つなのでかかったら、幼稚園など出席停止(登園禁止)になりますよね。
感染症といってもいろいろあって、
それぞれで学校保健安全法で定められた出席停止期間が違います。
おたふく風邪の幼稚園出席停止は?!
耳下腺・顎下腺、または舌下腺が腫れの出現後、5日間経過した上で全身状態が良くなるまで。
つまり、おたふく風邪になったら最低でも腫れてから5日は幼稚園・小学校などを休むということになります。
さらに5日で腫れなどの症状が引いてなければ、症状がなくなるまで出席停止です。
5日経過すれば、登園できるという訳ではないので気を付けたいですね。
稀におたふく風邪で片方だけ腫れていて、途中で反対側が腫れだす子供もいます。
その為、長いと2週間以上にわたって幼稚園が出席停止となることもあるのです。
おたふく風邪は感染力が高いので、
完治していないのに登園させて感染拡大させたら大変です。
飛沫感染・接触感染の両方でうつるので、あちこち触る幼稚園児などは特に感染拡大しやすいのです。
お仕事をされている方は、長期戦になることも想定して対策が必要になりますね。
ポイント
学校保健安全法に定められた出席停止期間は、幼稚園(保育園)から大学まで同じです。
おたふく風邪の出席停止の数え方
おたふく風邪で休む期間は、少しややこしいので数え方も確認しておきましょう。
耳下腺などの腫れの出現後⇒腫れた日の翌日
つまり、腫れた当日は数えないということになります。
腫れる数日前からすでに感染力が高く、腫れてから5・6日後を境に徐々に感染力が弱まります。
その為、腫れる前は気付かなくても仕方ないですが、
5・6日後までにおたふく風邪の症状が楽になっていても病院以外の外出は控えましょう。
おたふく風邪の出席停止 例
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)の出席停止(休む期間)の例をいくつかご紹介しておきます。
間違えないように、確認しておいてくださいね。
腫れが早く引いた場合
⇒腫れがすぐ引いた(5日以内)
0日目:耳下腺などが腫れた日
1日目:腫れ・熱の症状あり
2日目:腫れなどの症状あり
3日目:腫れなどが引いてきた
4日目:症状が引いた ※全身状態クリア
5日目:腫れ出現後5日もクリア
6日目:登園可能
おたふく風邪は、すごく耳下腺などが腫れて高熱が出るといわれますが、症状が軽い場合もあります。
この場合は、おたふく風邪の腫れが出た翌日から5日間休む。
そして、腫れが出た翌日を1日目と数えて6日目に幼稚園に登園できるようになります。
腫れが引かない場合
⇒5日後になっても腫れが引かない
0日目:耳下腺などが腫れた日
1日目:腫れ・熱の症状あり
2日目:腫れ・熱の症状あり
3日目:腫れ・熱の症状あり
4日目:腫れあり
5日目:腫れあり ※腫れ出現後5日クリア
6日目:腫れあり
7日目:腫れが引いてきた
8日目:腫れなどの症状が全て引いた
※全身状態もクリア
9日目:登園可能
このようにおたふく風邪の腫れが引かないという場合、腫れや熱なども含め全身の症状が回復するまで休むことになります。
この場合だと、おたふく風邪で腫れがでた翌日から9日後にやっと出席停止が解除という状態です。
5日を経過しても、腫れがあったり痛みがあったりと。
なんらかのおたふく風邪による症状がみられたら、それはまだ出席停止期間になるのでご注意くださいね。
おたふく風邪の治癒証明はいつ貰いに行く?
出席停止期間があるおたふく風邪は、たいてい治癒証明が必要になりますね。
治癒証明は、いわゆるお医者さんからの登園しても大丈夫ですよ~という証。
この治癒証明がないと、登園できない幼稚園も多いですよね。
いつ貰いに行くかですが・・・。
おたふく風邪の治癒証明証は、
5日後を過ぎ・全身の状態が回復した日に貰いに行くのが良いですね。
この2つの条件をクリアしてから貰いにいかないと、それこそ二度手間になります。
お話したように、おたふく風邪は腫れた翌日から数えて5日間休み。
さらに、全身状態が良くなっていないと幼稚園にはいけません。
5日後だけど、まだ腫れていたら治癒証明は出ないですよね。
医師も、安易に推測して治癒証明証を出すわけにもいきません。
治癒証明をいつ貰いに行くかは、まず5日後を過ぎていること。
更に、腫れや熱、痛みなどの症状がないか耳下腺・顎下腺・舌下腺など顔回りを触って確かめることが大事です。
そして、子供に触れてみておたふく風邪の症状が引いているようなら治癒証明を貰いに行きましょう。
悩んだ時は、おたふく風邪と診断された病院に電話で聞いてみるのも良いですよ。
おたふく風邪 治癒証明が要らない幼稚園はいつから?
幼稚園によっては、おたふく風邪の治癒証明が不要なところもあるんですよね。
治癒証明証を貰いに行くのも手間だけど、親の判断でっていうのも悩みどころ。
親の判断で完治したと思っても、自信がないですよね。
そういう理由もあって、
幼稚園で治癒証明不要な場合でも、受診して医師に完治しているか聞くという家庭も多いです。
確かに、その方が万が一完治しきってなくて、他の子供に感染させるという心配もなく安心できるでしょう。
おたふく風邪が治ったかどうか、親の判断で見極める場合は以下の点を確認してみましょう。
治ったかどうかの判断基準
- 耳下腺・額下線・舌下腺に腫れがない
- 触れても子供が痛がらない
- 熱がないか
- 食事は問題なくできるか・痛がらないか
- 頭痛・吐き気はないか
おたふく風邪で腫れる部分のチェックは、必ず行ってください。
そして、全身状態が良くなっていないと幼稚園に登園できないので、他に不調がないかよく見てあげましょう。
おたふく風邪は、感染力が強いので念には念を!
治ったと思っていて登園させて、万が一感染が広がるとやはり肩身が狭い・・・。
おたふく風邪は、髄膜炎・難聴といった合併症になることもあるので、子供を心配する親御さんとトラブルになっても大変です。
そう考えると安心を得に、病院に治ったかどうか確かめに行くほうが効率的ともいえますね。
おたふく風邪で幼稚園は何日休む? まとめ
おたふく風邪の休む期間は、少し複雑ですよね。
おたふく風邪で何日休むかですが、腫れた翌日から数えて5日間は最低限出席停止です。
それに加えて、全身の状態が良くなっていないと5日を過ぎていても幼稚園にはいけません。
発症した日は、カウントしない(0日目とする)ので間違えないように!
治癒証明は、この5日を経過して腫れなどの症状が消えたら貰いに行くのが効率的でしょう。
幼稚園で、治癒証明証が不要な場合もありますが、安心を得に受診をするのもおすすめです。