風邪の喉の痛みや咳が止まらない!寝起きの悪化原因と痰を出しやすくする方法
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風邪を引いたときに長引きやすいのが喉の痛みと咳。
治りかけと思ったら、また喉の痛みが増したり、咳が止まらない・・・。
こういう経験をしたことがある人は多いですよね。
熱も下がってきて楽になるはずが、喉の痛みと咳でとにかく辛い。
特に咳は、体力奪われてしまうし辛いですよね。
今回は、そんな風邪の喉の痛みと咳が止まらない場合に早く治す方法、寝起きに悪化する原因と対処法、痰を出しやすくする方法についてご紹介します。
目次
風邪で喉の痛み 咳が止まらない
風邪で熱はだいたい下がったけど、喉の痛みや咳だけ長引いてしまうことってありますよね。
一度でだすと咳が止まらない・・・なんてことも少なくありません。
ゴホゴホ咳込んでいると、喉を傷めて治りが遅くなるという負のループ。
私は、扁桃腺が大きいのでウイルスの影響を受けやすい体質で、気を付けていても喉から風邪を引くことが多く、悪化するとかなりの高熱がでて、咳なども長引きます。
なので、喉の痛み・咳は毎年必ずといっていいほど悩まされるんですよね。
そこで、この辛い喉の症状を早く治すための対策をご紹介します。
風邪の時に喉や咳を早く治す方法
喉を乾燥させない
こまめに水分補給をして、喉の乾燥を防ぎましょう。
そして、室内も乾燥しないようにすることが大切です。
加湿器などがある場合は、加湿器を使って湿度を上げましょう。
加湿器がない場合は、コップに水を入れて置いておく。
または、タオルを濡らして水滴が垂れ落ちない程度に絞って、ハンガーなどにかけて部屋に吊るしておきましょう。
これだけでも、乾燥対策になりますよ。
マスクをするのもおすすめです!
マスクは、口腔内の湿度を保つのに最適のアイテムです。
喉を温める
体温は、免疫力に大きく影響します。
喉が冷えていると、血流も悪くなり、必要な栄養素の運搬が上手くいかなくなるのです。
その為、風邪の時はしっかり喉を温めて、血流を促してあげることがおすすめです。
外出時は、マフラー・マスクを着用する!
私の場合、家にいる時はネックウォーマーを使っています。
ない場合は、タートルネックの服を着るだけでも、喉の冷え予防になるでしょう。
はちみつ紅茶でうがいをする
はちみつ・紅茶には、互いに殺菌・消炎の作用が期待できます。
また、はちみつは天然の咳止めともいわれているのです。
その為、この2つを掛け合わせれば最強タッグといえるでしょう。
はちみつ紅茶のうがい液 作り方
1. 沸騰させたお湯で、紅茶を5分ほど煮出す
2. はちみつをスプーン1杯ほど入れる
3. 紅茶と同じ量の水で薄めて、かき混ぜる
一度にまとめて作っても大丈夫ですが、1日以内に使い切りましょう。
紅茶は、意外と傷みやすいので翌日まで余っていても捨てるようにしてくださいね。
はちみつと紅茶、どちらかがなくても、一つだけでも効果が期待できますよ。
【はちみつのうがい液】の作り方は、簡単です。
うがいに使う程度、100cc~150㏄程度のお湯に大さじ1程度の蜂蜜を溶かすだけ。
熱いとうがいできないので、少し冷ますか水を少し足しましょう。
風邪の時のうがい やり方
私が、実際にやっているうがいのやり方です。
いろいろ試しましたが、一番納得いくうがいのやり方なので参考にしてみてください。
1. 一口ふくんで、口の中を濯ぐ
口内のネバツキ、雑菌・食べかすなどを出した上でうがいすることが大切です。
必ず、最初に口の中をクチュクチュとして濯いでくださいね。
20秒ほどかけて、しっかり濯ぎましょう。
2. 口内が綺麗になったら、またうがい液を口にふくむ
3. あまり、頭を後ろに倒さず喉の前側で転がすようにうがいする
まずは、喉の奥ではなく前側(手前)でガラガラ・ゴロゴロうがいをします。
ガーーー・ゴーーーという感じで、喉の手前を震わすようにして、前側にあるウイルスを狙います。
4. 一旦はちみつ紅茶を吐き出す
5. 再度口にふくんで、頭を倒して奥に当たるようにする
今度は、しっかり奥でゴボゴボ・ガラガラとうがい液を激しく震わせてみてください。
奥は、アーーー・オーーーっといった方がゴボゴボできますよ。
各10~20秒で、これを2回繰り返します。
6. そして、うがいが終わったら一口飲みましょう
風邪の喉の痛みが寝起きに悪化する原因
風邪は治りかけていたのに、朝起きたら喉の痛み復活。
こんな経験は、多くの人が経験しているでしょう。
なぜ、寝起きにまた喉の痛みが増す原因はズバリ乾燥です!
【寝ている間に口内が乾燥する理由】
・唾液の分泌が少ない
・口呼吸している
・汗をかく
寝ている間は、唾液の分泌がとても少なくなる上に、無意識に口が開いて口呼吸になってしまうことで、口の中が乾燥してしまいます。
また、想像以上に寝ている間には汗をかくため、体内の水分も不足しているのです。
特に風邪の時は、鼻の通りが悪いこともありますよね。
この場合、普段鼻呼吸できている人も息苦しくて口呼吸になってしまって口内が乾燥します。
そして、乾燥により寝ている時に急に咳込んで目が覚めてしまうのです。
寝起きの喉の乾燥対策
治りかけては、寝起きに悪化する喉の痛み。
この悪循環を食い止めるには、乾燥対策が必須!
ですが、寝ている時は無意識のうちに口が開いてしまうものです。
その為、以下の方法で寝起きの喉の乾燥対策をしましょう。
■ マスクをする
マスクに慣れていないと、少し息苦しく感じるかもしれませんが、風邪の時にぶり返す喉の痛みに悩まされている場合は、ぜひ実践してください。
いつまでも、喉の痛み・咳に悩まされるよりよっぽどマシですよ!
特に、鼻水がでている・鼻が詰まっている時はマスクしましょう。
この状態では、口呼吸になってしまうのでますます乾燥しやすくなります。
■ 室内の湿度を上げる
根本的な部分ですが、部屋の空気が乾燥していると喉も乾燥しやすくなります。
加湿器があれば、ベッドなどの近くで動かしておきましょう。
乾燥対策をしたいけど加湿器がない場合には、先ほどご紹介した濡れたタオルをハンガーにかけておくというのもおすすめ。
コップに水を入れて、置いておくのも良いですね。
ただ、湿度を上げすぎるとカビなどの原因になるので気を付けましょう。
湿度計があれば、50~60%ぐらいになるようにしてください。
■ 口呼吸を制御する
風邪で鼻が詰まっていれば、もちろんダメですが、鼻での呼吸がある場合は口呼吸を制御するテープを貼るのも良いでしょう。
口を閉じる為のテープも売ってますが、肌に使えるテープなら代用可能です。
事前にうがいを済ませて、鼻もしっかりかんでから貼ってくださいね。
一見、苦しそうに見えますが、貼ってみると案外違和感なく眠れました。
こうして、テープを貼ることで寝ている間の鼻呼吸を習慣づけていきます。
鼻炎がある時は、息苦しいのでやめてくださいね。
鼻の通りが良い時に、鼻呼吸の習慣をつけるために行う方法です。
そして、寝起きにはうがいをしましょう。
その際も、最初からうがいをせず、クチュクチュとしてまずは口内を濯いでください。
いきなりうがいをすると、口内の雑菌などを喉に付着させてしまいます。
風邪の時に痰を出しやすくするには
痰というのは、ウイルスなどを分泌液が絡め、ダイレクトにウイルスが入り込まないように防御してくれているような状態。
つまり、痰はウイルスを追い出そうとしてくれているもの。
その為、痰は出すことに意味があります!
ですが、痰がうまく出せない・痰が絡んで息苦しいなど、吐き出した方がいいのはわかっていても吐き出せないことも少なくありません。
私は、時々痰が喉に蓋をしているように苦しく感じることも・・・。
そんな時は、こんな方法がおすすめです。
風邪の時に痰を出す方法
まず、痰が気になった時にそのまま”んんんんん”と無理やり出そうとしていませんか?
それでは、なかなかうまく出せないことも多いですよね。
しかも、強引にやると喉に傷が入って、治りが遅くなってしまうこともあります。
まず、痰を出やすい状態にすることが大事!
喉をしっかり潤して、痰を柔らかく剥がれやすくしましょう。
まずは、水分を取ったり・うがいをして喉に付着している痰をふやかしましょう。
温かい飲み物を使うと、喉の血流も良くなり、異物を外へ押し出そうとする線毛運動も活発になります。
痰が絡みすぎて、上手くうがいができない場合は、ゆっくり少しずつ白湯などを飲んで喉を潤してみましょう。
よく潤したら、準備万端です!
1. 前屈みになる
2. 短くしっかりハッ!と息を数回吐く
3. んんっと喉の奥を鳴らすように咳払いする
4.痰が出そうなら出す
5.一度で出ない場合は、2~4を繰り返す
最初から強引に咳払いをせず、息を強く短く吐く行為を繰り返して、痰を出しやすい位置に集めていくのがポイントです。
イメージが湧かない人は、小さい咳をコホコホと繰り返してみましょう。
どうしても、痰が苦しくていきなり力強く吐き出そうとしてしまいますが、喉を傷めてしまうと治るのが遅くなるだけです。
また、こちらもやり過ぎたら逆効果です。
蒸気などを吸うのも喉に良いので、喉が痛い時はおすすめ。
加湿器などがなければ、コップに沸騰したお湯を入れてその湯気をつかえばOK。
魔法瓶とかを使うと、無駄なく蒸気を活用できて便利です。
激しい咳を繰り返すと、喉を傷めてしまいます。
特に、むせ返るような激しい咳は乾燥している時に起きやすいので、喉の保湿を意識して激しい咳を予防しましょう。
風邪の喉の痛みと咳 まとめ
風邪が治りそうでぶり返すという原因の一つに喉の乾燥があります。
喉が乾燥していると、ウイルスの影響を受けやすくなり風邪も治りにくいです。
特に寝起きに喉の痛みが悪化して、楽になっていたのにまた喉の痛みが復活しているという人は、喉の乾燥対策をしっかり行うことが大切です。
長引く喉の痛み・咳に悩まされている人は、喉が乾燥しないように万全の乾燥対策をしましょう。
痰は出した方がよいですが、強引に出そうとせず、まずは寄せ集めるイメージで息を吐く(または小さな咳)というのを繰り返してから、吐き出そうとしましょう。