潮干狩りのあさりの砂抜き・塩抜きの方法!貝柱を取る簡単な裏技もご紹介
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潮干狩りで夢中に採ったあさり。
持って帰っている途中などに、そういえば砂抜きのやり方ってどうだったかな?!って思ったりしますよね。
自らの手で取ってきたあさり、せっかくだから美味しく食べたいものです。
食べている時に、“ジャリジャリ”すると食欲も失せちゃうし・・・。
そこで、今回は潮干狩りのあさりの砂抜きと、忘れてはいけない塩抜きの方法。
また、殻にくっついて取れにくい貝柱を取る方法の裏技も伝授いたします。
潮干狩りのあさり 砂抜き
買ってきたあさりと違って、潮干狩りしてきたあさりは砂がたっぷり。
しっかり砂抜きしないと、口の中でジャリジャリと砂を噛み締めることになります。
その為、潮干狩りのあさりの砂抜きは、美味しく食べるための重要な手順!
では、あさりの砂抜き方法を確認してみましょう。
- バットなど平たい入れ物
- 底上げする網(または網付きのバットにする)
- 持ち帰った海水
※または、海水と同じ塩分濃度となる3%の塩水を作ります
⇒水:1リットルに対して、塩30gを溶かして作る(約20℃)
1. 海水がない場合は、3%の塩水を作る
この時、塩水の温度が約20度になるようにしましょう。
20度くらいが、一番活発に動いてくれるので砂出しがもスムーズです。
※塩水の温度が熱すぎたら弱るし、冷たすぎたら活動力が低下します
塩水は、よく混ぜてしっかり溶かしておきましょう。
2. 用意したバットなどに網などを入れる
吐き出した砂を、また吸い込んだりしないように底上げにしておく為です。
また、平らな入れ物を使うことで、あさり同士が重ならずに置けます。
ボウルなどに丸底の物に入れていると、どうしてもアサリ同士が重なり、吐き出した砂を下のアサリが吸い込むので、できるだけ平らな入れ物を用意してください。
3. あさりを軽く流水で洗う
この時、真水に浸けこんで洗わないようにしましょう。
真水に沈ませたような状態で洗うと、あさりが弱るので、必ず流水でザっと細菌や汚れを流すイメージで洗ってくださいね。
4. 3のあさりを底上げの網の上に並べる
あさり同士が、なるべく重ならないように置きましょう。
5. あさりを並べた器に塩水を注いでいく
あさりが、塩水に完全に沈んでしまわないように注意してください。
※入れる塩水の量:あさりの殻が少し塩水から顔を出すぐらい
あさりが、砂を吐き出す時に顔をにょ~っと塩水から出せる程度ですね。
完全に塩水の中に沈んでいると、あさりが酸欠状態になってダメになることもあります。
6. 容器の上に蓋になるようなものを掛ける
※新聞紙などをふわっと掛けたらOK
アサリは、静かで暗い場所を好むので、同じような環境を作る為。
また、塩水で周辺が水浸しになるのを防ぐためでもあります。
ぴゅっと元気に水を吐き出すので、そのまま放置するとあちこち水浸しになるのでご注意ください。
7.3~6時間待つ
海水の場合は、3~4時間。
あまり長時間放置すると、あさりが弱るので注意しましょう。
自分で作った塩分濃度3%の塩水でも、約5~6時間で砂抜き完了です。
ちなみに我が家では、砂抜きと称して半日は普通に放置していました(;´Д`)
実は、弱らせていたということですね・・・。
8.海水・塩水から取り出して、流水で洗う
ザルなどに入れて、ガシャガシャと貝同士を擦り合わせるように流水で洗いましょう。
潮干狩りのあさりには、砂抜きしても貝に泥や粘液のようなものがまだ付いてるので、それを洗い流してくださいね。
※溜めた真水に沈めず、必ず流水を使いましょう。
この時に、中身がないまたは死滅したあさりは避けていきます。
いくつかあさりを手に取って、貝同士をコツコツ当ててみましょう。
他のあさりと明らかに違う音がしている場合は、中身がない(泥だけ)・死滅しているなど料理に使えない可能性大なので避けます。
また、ガシャガシャを洗っていると、驚いてぎゅーっと殻を閉じようとします。
これが、生きているあさりの反応です。
そういう動きが全くないあさりも、使わないようにしてください。
指で貝殻をスライドさせようとすると、簡単にズレるものはダメですね。
潮干狩りによるアサリの場合は、次の塩抜きも必要になります。
潮干狩りのあさり 塩抜きの方法
潮干狩りのあさりを美味しく食べる為に、砂抜きと並んで必須の下処理が塩抜きです。
ん?塩抜き?となる人も多いかもしれませんね。
これは、あさりが吸い込んだ海水(塩)を抜くこと。
買ってきたあさりは、すでに塩抜きされているから聞きなれない人も多いのです。
ですが、潮干狩りで持ち帰ったあさりは、砂抜き後の体内にまだ海水・塩水を溜め込んだ状態で塩抜きしないと、料理の味付けに支障がでます。
ちゃんと分量道理で料理したはずなのに、
うわっ・・しょっぱい!!となってしまうんですよね。
ですから、砂抜きも絶対忘れてはいけません!
といっても、特に面倒な処理は必要ありません。
砂抜きの後、流水であさりを洗った後に1時間ほど放置(常温)するだけ。
※水などに浸けた状態ではなく、あさりだけを放置です
やはり、塩水を吐き出すので何か(新聞紙など)被せて水浸しになるのを防止しておきましょう!
塩抜きした後、料理するまで2~3時間置いてから使うのが美味しくなるポイント!
つまり、料理まで約4時間おくということ。
この放置時間で、余分な塩が抜け、尚且つ”うま味成分・コハク酸”が増えるのです。
うま味成分は、長時間放置したからといって、どんどん増え続けるわけではありません。
3時間が目安なので、調理するなら塩抜きが終わって3時間経過した時が絶妙のタイミングです。
あさりの貝柱を取る簡単な裏技
あさりって、貝から外そうとしたときに貝柱がかなりの確率で取れませんよね(;´Д`)
この貝柱が美味しいのに!!って感じなのに・・・。
ですが、そんな貝柱に苦戦している方に朗報です!
すごく簡単にあさりの貝柱を取る裏ワザがあります。
【やり方】
1. 調理の直前に水の入ったボウルにあさりをいれる
2. そこに手を入れて、ぐるぐるとあさりをかき混ぜる
3. 1分かき混ぜたら完了
この時の水は、真水でOKです。
ただし、この処理は必ず調理の直前に行いましょう。
急にガシャガシャと真水の中で動かされたあさりは、驚いて筋肉をぎゅーっと縮めます。
この筋肉に力を入れた状態で、すぐ調理に入ることで貝柱がスルっと取れるようになるんです。
100%ではないですが、あさりの貝柱を取るのが本当に楽。
貝柱が、ツルンっと取れちゃうあさりが続出して感動もの♪
たった1分の下処理なので、ぜひ試してみてくださいね。
潮干狩りのあさりの砂抜き まとめ
潮干狩りを満喫した後は、美味しく食べたいですよね。
その為にも、砂抜き・塩抜きは欠かせない下処理です。
少し手間は掛かりますが、塩分濃度や使用する塩水の温度を守らないと、砂抜きが上手くいかなかったり、あさり自体がダメになることもあります。
美味しく料理ためのひと手間、そしてあさりの貝柱を取る裏ワザもぜひ試してみてくださいね。