おたふく風邪が流行を始めてから予防接種は遅い?抗体いつできる?他の予防も!
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おたふく風邪が流行してから、慌てて予防接種を受けても意味がないのでしょうか?
おたふく風邪の予防接種を受けようか悩んでいたら、子供の幼稚園で流行し出した!
なんてことになると、慌てますよね。
おたふく風邪の合併症が怖いと聞き、今からでも予防接種受けさせるべき?!
でも、もう手遅れなのかな・・・。
と、頭を悩ませるママもいるかと思います。
そこで、今回はおたふく風邪の流行が始まってからの予防接種では遅いのか、
抗体ができるのはいつ、くわえて他に予防する方法についてもご紹介します。
目次
おたふく風邪が流行し出してから予防接種は遅い?
おたふく風邪の予防接種がまだなのに、流行が始まってしまうケースは少なくありません。
こんな場合、今から予防接種を受けても手遅れなのでしょうか?!
100%手遅れではありませんが、微妙なところでしょう。
というのも、おたふく風邪は腫れが起きる前から感染力があります。
潜伏期間も2~3週間と長く、おたふく風邪のウイルスをすでに貰っている可能性があります。
また、おたふく風邪は症状がでないことが多く、その数は約3割にものぼります。
その為、染していないと思っていても、感染していたということも多いのです。
そして、予防接種は打ってすぐ効果がでるわけでもありません。
これらの点を踏まえると100%手遅れではないけど、今からでも受けた方がいいとも言い切れません。
ママの判断に委ねられることになります。
ちなみに、もし感染していたことに気づかず、さらに予防接種を受けたとしても問題はありません。
安心してくださいね。
おたふくかぜの予防接種で抗体はいつできる?
おたふく風邪の予防接種は、即効性があるわけではなく、抗体(免疫)ができるには最低2週間ほどは掛かります。
おたふくかぜの流行が始まってからでも、予防接種を受けた方がいいと言えないのはこの抗体ができるまでの期間も理由の一つです。
予防接種を受けて、抗体ができるまでにおたふく風邪のウイルスを貰えば、感染してしまう可能性があるということなのです。
予防接種を受けようとしている場合、考え方は2つです。
今回は、間に合わない・・・と考えて断念。
流行が終わって、子供がおたふく風邪に感染していなければ、予防接種を受ける。
手遅れかもしれないけど、少しでも自然感染のリスクを下げたい!
と考えるなら、今からでも予防接種を受ける。
おたふく風邪ワクチンの予防効果は、9割程度と非常に高く、感染したとしても重傷化を防いでくれます。
今回、感染しなかったのなら早めに予防接種を受けることをおすすめします。
おたふく風邪の感染予防
おたふく風邪は、合併症のリスクが高いことで知られています。
自然感染させた方が良いという考えは、捨てましょう!
おたふく風邪流行が始まった時点で、まだ予防接種を受けてない場合、できる限り感染しないように予防することをおすすめします。
おたふく風邪の感染経路
おたふく風邪は、どのような経路で感染してしまうのでしょうか?
おたふく風邪を予防するには、まず感染経路を確認しておきましょう。
飛沫感染
唾、咳やくしゃみでウイルスが飛ぶことで感染します。
接触感染
感染した子供とタオルの共用など、ドアノブなどウイルスを持った人が触ったものにウイルスは付きます。
つまり、その場所を触ることで間接的にウイルスが手につき、その手で顔や目などを触ることで感染します。
おたふく風邪の感染予防について
おたふく風邪の予防は、予防接種が効果的ですが、今回はすでに流行が始まっています。
ですので、おたふく風邪に対して今できる予防法をご紹介します。
・マスクをする
・タオルは共用しない
・手洗い、うがいをしっかりする
・アルコール消毒
マスクは、口側にあたる部分をできるだけ触らないように教えてあげましょう。
また、手洗い・うがいも有効な予防法です。
とはいえ、子供は爪の間や指の根元など上手く洗えないことも多いので、アルコールも併用して予防してあげてくださいね。
おたふく風邪のウイルスの感染力は強いですが、免疫力によって症状がでない子供が約3割はいます。
感染してしまったときの事も考えて、
おたふく風邪ウイルスに負けない体作りも予防になります。
- 体を冷やさない
- 体が温まる食べ物を食事に取り入れる
- しっかり睡眠時間をとる
体が冷えていると、免疫力が低下しますので冷たいものを避けて、体を温める食べ物を食べさせてあげましょう。
また、睡眠をしっかりとることも大切です。
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おたふく風邪が流行してからの予防接種 まとめ
おたふく風邪の流行が始まると子供が感染しないか不安ですよね。
流行が始まってからでも、100%手遅れとはいえませんがすでに感染、または抗体ができるまでに感染してしまうこともあるでしょう。
その為、受けるか受けないかは各ご家庭の判断に委ねられます。
おたふく風邪は、合併症のリスクも高いので予防接種を受けてない場合には、感染しないようにできる限り予防しましょう。
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